ぷれヴぃじおーね

読んだ本の感想や、作ったお料理、スイーツの紹介など、
趣味と日記とちょっと思った事を綴るBlogです


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“文学少女”と恋する挿話集 1 感想

評価:
野村 美月
エンターブレイン
¥ 651
(2008-12-26)
Amazonランキング: 559位
Amazonおすすめ度:
本編は終わったが、この世界はまだ終わらない
みんなのアルバム
優しい味の和菓子の詰め合わせみたいな本なのっ!
文学少女シリーズの番外編の短編集、その1
HPに記載された話に、書き下ろしが。

文学少女シリーズは、今年のラノベ1位獲得に、本編のフィナーレを向かえ、一段落着いたかと思いました。
しかしながら、やはり人気シリーズはそう簡単に終わらせてくれないようですね。

ファンにとってもうれしいことですが、この辺は図書館戦争よろしく、作家さん的に喜ばしいことかは少しだけ気になるところです。

“文学少女”と恋する牛魔王(ミノタウロス)
ツルゲーネフ『はつ恋』
柔道部の主将牛園たくみが、悲しいまでに勘違いを繰り返す文学少女に恋してしまった、笑いのエピソード。
心葉君が部活に入ってすぐの頃のお話で、まだ意地悪してまずいおやつを作っていた頃ですね。
でも、牛魔王がかわいそう!?
迎えに来てくれる先輩ってかわいいですね。
大和撫子かぁw


“文学少女”の今日のおやつ 『更級日記』

少女と麗しの女性となった主人公の物語をポスト設置に絡めたエピソード。
日本の古典はリオンもほとんど手付かずですが、少女が全部そろっていない源氏物語を読んで、間に何があったのかを想像しながら恋にあこがれた姿は数百年たっても変わらないのではないでしょうか?
自由に恋愛できる今はすばらしい。

年老いてから若かりし自分をみずみずしく書ける菅原考標女(すがわらのたかすえのむすめ)は、本当に素敵な人だったと思います。
2週目からが面白いのは、本当に素敵な本だから。

遠子先輩が、あこがれるのも無理はないですね。
あまーいw

“文学少女”と革命する労働者(プロレタリア)
ついに来ました蟹工船!

リオンは自ら凹みたくないので読みませんが、船上の地獄とかした蟹工船から夢の国ロシアへ逃亡しようとした労働者が、浅川監督に絞り上げられ、なぶられ、カムサッカ体操をさせられる地獄絵図は、この話だけでも凹みます。

国家反逆と受けとられた作者小林多喜二の最後も、あまりに凄惨な遺体は本当に自由に物が書けなかった時代の恐ろしさを今に伝える命がけの作品だった事を意味します。
映画化されるとの事で、蟹工船は現代のワーキングプアーに、環境を変える為に団結することの勇気を訴えた名作ではありますが……。

この世界が、まさか文学少女の身近にあるとは!
ボート部の顧問、通称『蟹』の地獄のしごき。
まさに、現代版蟹工船に文学少女が取った行動とは!

ほんと、カムサッカ体操ってなに?
菜の花体操より、羞恥プレー?\(゜ロ\)(/ロ゜)/


“文学少女”の今日のおやつ 『万葉集』
庶民から高貴な方までさまざまな句を集めた、まさに万葉の集。
危険な恋愛、同性愛、かなわぬ恋……昔も今も、恋は前途多難。

何百年も前の人の生活のいぶきを感じる短い芸術は、甘いもの好きな先輩も大好物!

“文学少女”と病がちな乙女(クロエー)
ロンゴス 『ダフニスとクロエー』
吹奏楽でもよく演奏されるダフクロ(ラヴェル)の元になったお話。
リオンもこの話が好きです。

身近にいた男の子の友達が特別になってしまう瞬間。
そんな切ない物語。
果歩ちゃんの切ない恋は、恋わずらい?
女の子の方が大人になるのはいつの世も同じなのですねw


“文学少女”の今日のおやつ 『ムギと王さま』
セリナー・ファージョンの27編をまとめた本。
ヤング・ケート、西ノ森、レモン色の子犬など。

女流作家のセリナーは、親も作家でお家の方針で学校に行かず、
親の友人が来ていろんな話を聞いたり、オペラを見に行ったり、家に山のようにあった本を読んですごすなど、トットちゃんのような素敵な幼年期を過ごした経験を生かした作風で、こういうのってちょっとあこがれてしまうのです。

ターコイズのリボンを枝に結ぶ話は本編でも出てきたので、こういう形で読むと、心が温かくなってしまいますよね?

無口な王子(プリンス)と歩き下手の人魚(マーメイド)
小川未明 『赤いろうそくと人魚』
リオン一押しの物語。
芥川君と美羽の素敵な話。

個人的にこういう話が好きです。
美羽は、本編のストーリーを構成する上で、美しい幻であり、あまりにも痛くて残虐で切ないキャラクターでありました。
しかし、その物語を構成する為に生まれたとしても、出来れば救いがあってほしい。

それがこのような話で本編後のお話が出てくれると、読んでいてすごく救われた気がしました。

美羽の痛く切なく不安定さがまだ残る時期に、こういうことがあったのか?
それは美羽らしく、芥川君もすごくわかる行動でした。
小さい時にその物語を考えて救いを考えるのは誰しもが思うところです。
いまどきのお母さんは夢がないというか、それを攻めるのもどうかと思います。

自分で読んであげればいいのに(ボソッ)

芥川君のお母さんに、彼の弱さ。
ある意味2人関係が少し縮まって、その先の物語を僕も考えてしまう素敵な話でした。
言葉にしなくっても、分かり合えることってあるよね?

それにしても、なぜ絵本には救われない話が多くあるのでしょうか?
絵本だと言葉狩りをしている時、弾圧しにくい強いメッセージが多くなるといいます。
(図書館戦争の受け売りですが)

100万回生きたねことか、うかつに読むと号泣ですよ?(>_<)
ちなみに、100万回死んだねこというタイトルを直前で直したのは有名なエピソードです。
あまりにもつらすぎるから……。

リオンも、100万回泣きたい気分ですよ。


“文学少女”と扉のこちらの姫(レイディ)
ハインライン『夏への扉』
麻貴と遠子の出会いのエピソード。
SFタイムマシンもので、猫小説としても独特の夏への扉。
遠子1年生の時の初々しい姿。
文学部部長とボート部同盟関係成立の物語。

“文学少女”と浮気預言者(ヨカナーン)
流くんと姫のエロエロな話w
最強のメイドさんに、命を狙われ続ける彼。
まあ、変体さんにはいいお仕置きなのです(^_^;)

“文学少女”の今日のおやつ 特別編『スノーグース』
記念すべき本編1作目『死にたがりの道化(ピエロ)』

高校を卒業した文学少女。
本編の悲しみの直後に新しい出会いが。
やっぱり本がいっぱいあるところにいらっしゃるのですね。
スノーグースは1作目を読んでから買って読んでみたんですが、最後のシーンにいくつが訳があって、でも、my loveというのにすべてが詰まっている気がしました。

原文を読むとようやく、別れを伝えることが出来たんだというのがこの文学少女を読んで初めてわかったすばらしい作品でした。

うん、その涙、すごく素敵でした。

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PS、ななせについては、次回登場予定らしいですが、個人的にななせより、遠子派なのでw
でも、楽しみにしています。
JUGEMテーマ:読書
23:59 | 本の感想 | comments(15) | trackbacks(0) |

“文学少女”と月花を孕く水妖 感想

評価:
野村 美月
エンターブレイン
¥ 630
(2007-12-25)
Amazonランキング: 198位
Amazonおすすめ度:
はぇえ!!(ムスカ風に)
今回も高い完成度で、ますます高まる最終章への期待
僕も忘れません。

夜叉ヶ池・天守物語 (岩波文庫)
夜叉ヶ池・天守物語 (岩波文庫)
泉 鏡花

今回のモチーフは泉鏡花。ドイツ文学のエミリー・ブロンテもですね。

いつもながらお見事です。
多層構造の物語は、今回明らかに次の最終巻を意識して、カレの心情を描いた部分はやばすぎると思いました。

覚悟を決めて読んでいくのですが……。
どうにかして何とかならないものか?
そう思ってしまう自分がいました。
でも、作者の方にしても、あの完成度を何度も続けられるものではないし、カレの心の成長を描ききった時に一つの物語の終焉が訪れるのでしょう。
すごく寂しいですが、楽しみに最後の尾花氏を楽しみにしています。

話はそれましたが、このお話のポイントは姫倉一族のお話につきます。
80年前の悲劇が再び繰り返されるのか?
大どんでん返しがお決まりのこのシリーズ。
すばらしい完成度でミステリーとしても楽しむ事ができます。

しかし、遠子先輩との本をいっしょに読むシーンとか、ラストのほうのシーンとかすごくなんともいえない気持ちになりました。
青春はこうも甘く、そして少し苦い。

このシリーズを読んだ事が無い人、知らなかった人。
是非1巻より追いかけてほしいと思います。

『私はただの文学少女です!』

忘れません。

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PS,このシリーズを知らない友人が本の挿絵が綺麗って言ってました。
たしか2008年版の挿絵部門2位という高評価で、リオンも大好きな絵です。
ウンディーネのように透き通る美しい文学少女。
ところどころ見せた哀しい秘密。
最後の1巻の挿絵も期待しています。竹岡さん!(#^.^#)ノ

最後に蛇足。(反転させてお読みください)

唯一気になったのは鉄砲さん。
OOになぜ用意できたのか?
っていうか、過去からのものならまだ納得。
が、しかし!
弾の火薬はしけるのですよ。

銃刀法で弾の管理は厳しく明記されています。
したがって、裏で姫倉系の力が(姫とは対立する系譜)糸を引いていた……。
ってことにしておきましょう。

JUGEMテーマ:読書
23:59 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(0) |

12月メモ

本のメモ。
でも、全部は読めないと思うから、タイミングと気分しだいか?

φ(ファイ)は壊れたね
講談社文庫 森博嗣
600円(税込)
とっくに出てます。
まだ読んで無くてスイマセン(>_<)

雑誌パンドラは延期らしい。1月2月連続発売に?
しかも、分冊化でA&Bサイドでの発売らしい?
傷物語はどっちだ?(っていうか、絶対にAじゃないともう待てないんですが)

富士見ミステリー文庫
12/08発売
ぼくのご主人様!?5
鷹野祐希/和泉つばす
魔女よ蜜なき天火に眠れ 夜想譚グリモアリス III
海冬レイジ/松竜

12月10日 電撃
◎狼と香辛料 VI 支倉凍砂 文倉十 599
◎とらドラ6! 竹宮ゆゆこ ヤス 578
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生 入間人間 左 620


12/18発売 ガガガ
人類は衰退しました (2)
田中ロミオ 山崎透

12月20日 SD
鉄球姫エミリー2
八薙玉造/瀬之本久史


12月25日 
◎“文学少女”と月花を孕く水妖 (ウンディーネ)
ファミ通文庫 野村美月 竹岡美穂
630円(税込) 番外編。次が最終巻かな?

1/10発売 電撃

◎ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド
上遠野浩平/緒方剛志

富士見ミステリー文庫
1/15発売

ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・ふぉー

2月10日 電撃文庫
◎狼と香辛料 VII Side Colors
支倉凍砂/文倉十

ほうかご百物語 [第14回電撃小説大賞<大賞>]
峰守ひろかず/京極しん
君のための物語 [第14回電撃小説大賞<金賞>]
水鏡希人/すみ兵
under [第14回電撃小説大賞<銀賞>]
瀬那和章/u
藤堂家はカミガカリ [第14回電撃小説大賞<銀賞>]
高遠豹介/油谷秀和

JUGEMテーマ:読書


05:06 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(0) |

『“文学少女”と慟哭の巡礼者』 感想 すべての本読みに捧ぐ!

評価:
野村 美月
エンターブレイン
¥ 651
(2007-08-30)
Amazonランキング: 148位
Amazonおすすめ度:
大傑作!
ラノベの域を凌駕した傑作
きみが空を見ていたころ
「(略)本の表紙を開ければ、そこで、誰かの想像に出会うことができるわ。そうやって、ページをめくって、少しずつ……心の中に想像を蓄えてゆくの。一人で、寂しいと感じたら、本を読んでみて。誰かの心にふれてみて……。その人が、なにを考えたのか……なにを伝えたかったのか、想像してみて。そうしたら、素敵なものを受け取れるかもしれないわ。(略)顔を上げて空を見てみて! この世界に、本も想像も、星の数ほどあるのよ!」


すばらしかった!
この文学少女の訴えを読むだけで、この作品、このシリーズのすばらしさをわかっていただけると思う。

今回はいよいよシリーズ最大の謎、彼の話、彼女の話が明かされる。
そして、前作からの予想通り、そこには深くて暗くてすごいものがあった。
いつものように、心からムカつき、そして、最後にすごいところをもって行く。
これをどんどん盛り上げてやっていくのはものすごく大変だと思う。
特に、その理由や最後の奴は目を背けたくなる、逃げ出したくなる心の弱さも読んでいる僕も感じてしまうほどの物だ。

でも、文学少女は逃げない。
心葉君の成長を見守った彼女のセリフにボクはぐっとつかまれた。
心を握られたというか、強くて優しくて暖かい存在。

今回のモチーフは、宮沢賢治。
ジョバンニとカムパネルラ。
そして、井上ミウの最初で最後の作品。

もちろん、かわいいところもありますよ。
最初のシーンとかビックリしたし、お正月らしいイベントもあるし。

衝撃の最後の1行。ついに来たかのその1文!

番外編をはさむそうですが、物語的にはついに卒業!
遠子先輩は、無事に大学に行けるのか?
そして、彼女の秘密とは!?

気になりますなぁ!(#^.^#)ノ
楽しみに待ちたいと思います。
そして下でネタバレ感想を。

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23:59 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(0) |

“文学少女”と穢名の天使 感想

評価:
野村 美月
エンターブレイン
¥ 630
(2007-04)
Amazonランキング: 179位
毎回、むかつきながらも最後に持っていかれる最高傑作。
今回の文学は、オペラ座の怪人でした。

今回は文学少女より、琴吹ななせが大活躍?
2人の距離が急接近!?
心葉君は、心を打ち砕かれ、いつも以上に苦しみます。

正体がばれた?
ななせの前に言っていた理由とは?
そして、遠子先輩が受験勉強であえない!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/

クリスティーヌとファントムのように、悲しく切ない物語は、
シリーズ屈指のエンディングを約束してくれます。

美しき天使とすごした少女のはかなく悲しい物語。
やっぱり、泣かされてしまいました。

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PS,次回作はとんでもないことになりそう。
複線がかなり回収されるのではないでしょうか?
美羽の正体。
実は……。

それよりも、ななせと遠子先輩が気になります。
どうなるんでしょうか?

しかし、この本はほんと、読んでる最中むかつきます。
いろんな思いからね。
そして、壮絶なのに、読書感が悪くないんですよね。
さらに、オペラ座の怪人を読みたくなってしまいました。
映画でしか知らないからなぁ。
ファントムが多くの読者の心に与えたインパクト。
わかる気がしました。

次回は何でしょうね?
日本文学かなぁ?
23:59 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(0) |

『“文学少女”と繋がれた愚者』 そんな質問はズルい(>_<)

“文学少女”と繋がれた愚者
“文学少女”と繋がれた愚者
野村 美月

物語を食べちゃうくらい愛している文学少女シリーズ第三弾。
シリーズ最高傑作にして、最高に泣きます、泣かせます。

一言で言えばずるい(>_<)
反則だよ!

今回は白樺派の中から武者小路実篤より『友情』
友情
友情
武者小路 実篤

図書館の本の一番いいところが切られてしまう事件が多発。
そして、遠子先輩の思いつきで心葉のクラスメート芥川を巻き込んで、文化祭に『友情』の劇をする事になった文芸部。

しかし、過去の事件を引きずった愚者(フール)がさまざまな事件を起こしていく。

今回は、心葉の今まで漠然とか描かれなかった事件とリンクして、3つの物語が交差するようにドラマティックに描かれる。

いつものようにむかついて、そして、それ以上にものすごいものを持ってくる。
納得、説得させられる。

タイトルも秀逸で、ある台詞はシリーズ最大の名言。
琴吹さんもすごいドキドキなシーンが多々あり、それ以上に遠子先輩がすごい。
この事件でトラウマを少しだけ乗り越えた少年達。

でも、最後の1文。
ずるい、年越しを穏やかに過ごしたかったのに、気になるじゃないか!

シリーズのターニングポイントとなった感がある今作。
あとは、彼と彼女の物語がついにって感じ?

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PS,個人的に苗字が反則(>_<)
どうしてボクにやばい作品はリンクしまくるのか?

そして、相変わらず竹岡美穂さんの挿絵がすばらしい。
美しい、かわいい。
そして、切ない。

ハイカラさんは反則ですよ(>_<)
23:59 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(0) |

読書中&注目作メモ

ブラバン
ブラバン
津原 泰水

勢いで買ってしまいました。1600円!!!!!
でも、この本、ボクが買わないと誰が買うの?
そう思わせるものがあって……。

楽隊のほうを買ってないのにこっちを買うか!?
しかも、ハードカバーだぞ???

でも、こっちが気になったんです。
40歳過ぎて、もう一度あの時の仲間とやる。
気になっていた先輩の誘い。
弦バスの少年とオヤジ。

過去と現在が入り乱れて進む。
でも、この面白さはまったく一般人とは違うのである。

これ、自分の物語を読む感じ。
のだめを放置なのでまったくわからないけど、楽隊、ブラバン、のだめの順だろう。
その中間のバランスがどうなっていくのか?
正直、文章がうまいとは言えないところもある。
でも、やっぱりこの本はボクが買うべき読むべき物語なのだ。

途中でここまで書かせる分厚い本はめったにない。
一般受けしなくても、これを書いた人が弦バスをどう思っていたのかよくわかる。
指を伝う響き。
松脂の塗る音と匂い。
ピッチ・カートを響かせる指の振動。

ボクのお隣の楽器。
そしてここで出てくるチューバはどんな人だろう?

あと、なにげに定期演奏会風人物紹介の別紙はよく出来ています。
凝っています。
でも、読まないことを激しく激しく推奨です。

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉
マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉
冲方 丁

マルドゥックヴェロシティの1巻購入。
当然これがメイン。
……だったが、1600円の圧迫を受け、1冊のみ。
2冊同時に買うつもりだったけどさ。

チューチュー大活躍?
それだけが読みたいのです。
小動物大好き、ハモハモしているのです。
ウフコックの相棒はボイルド。
あの、ボイルド!

……1ページ目を読んだ瞬間わかったんですよ。
すごい。

ハードボイルドあまり読みません。
でも前回、まともな人出てこないじゃないですか!(超ほめ言葉)
人体改造屋さんとかすごかったし。

ただ、初見から入る人は、こっちのシリーズから入るべきか、スクランブルから入るべきか?
こればっかりはわかりません。

注目作メモ
11月25日 フェスティバル上等
12月9日 GOSICK VI&しずるさんと無言の姫君たち
12月20日『戦う司書と追想の魔女』
12月25日 “文学少女”3 (仮)
1月10日 とらドラ4&蟲と眼球と白雪姫

贅沢すぎる、楽しみだなぁ。
19:54 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(0) |

スノーグース 少年少女と動物と

スノーグース
スノーグース
ポール ギャリコ

“文学少女”と死にたがりの道化
“文学少女”と死にたがりの道化
野村 美月, 竹岡 美穂

文学少女シリーズ第一作目の冒頭で紹介されるギャリコのスノーグース。
紹介が遅れていましたが、やっと読むことが出来ました!

文学少女が『最上級のソルベ』の味と称した、美しくも静かで切ない清らかな恋。

短編で表題作のほか、小さな奇跡、ルドミーラを収録。

スノーグースは、体の不自由な傴男に怪我をした白雁をつれてきた少女の物語。
ラヤダーは27歳にして人気のない灯台の土地を買い、絵を描きながら傷ついた鳥の世話をする生活。
ヨットを鉤爪のように曲がった不自由な手で自分の手足のように自在に扱い、たまに町に買い物に行くものの、自分の醜い姿から人に嫌われやすく、人を信じる心を失っています。

でも、ある日妖精のような美しい生粋のサクソン人の少女フリスが恐る恐る傷ついた美しい白雁を連れてきたことから、二人の心の交流がはじまります。
最初は醜い姿に驚いたフリスも、怪我が治るまで毎日通ったり、治ったあとも渡り鳥の季節になれば白雁に会うのと同時にラヤダーに会うのを楽しみになって行きます。

しかし、フリスが成長し、白雁も来ない年はラヤダーも少女も会うことはなかったのです。
お互いに好きなのにそれがお互いの不幸を思うあまり言い出せない二人。
あの白雁が再びやってきた時、それを知っても二人が会うまでにかかった時間の長さが、彼女が大人になったんだという事をよくあらわしています。
やがて戦争になり、人間社会を嫌ったはずのラヤダーは傷ついた兵士を救出する人を募集しているのを知り、自分も参加したいと考えるようになります。

やっと生きがいを見つけたラヤダー。
でも、フリスは行けばもう戻って来れないとわかっていても、彼を止める事ができません。
あの白雁のように、傷ついた兵士を助ける。
もう、あのときのラヤダーではなく、美しくさえ感じる『男』に見えたとき、留守の間の鳥の世話を引き受けてしまうのです。

さて、ここから物語がどうなるかは読んでからのお楽しみ。
いろんな意見があるとは思います。
でも、これもひとつの物語だと思うのです。

小さな奇跡とルドミーラでは、宗教と科学の狭間と、動物と人間の愛情を描いています。
この2つは表題作より個人的に好きですね。

教会の小さな意地と純粋な少年少女の気持ち。
出てくる動物が本当に魅力的で、一生懸命で。

だからこそ、命なんだと思うのです。
命は尊く美しく、そしてはかない。

宗教の権威が下がり、科学が少しずつ浸透し、逆転していく。
そんな中で、描かれたであろうこの物語はやっぱりあえて動物の魅力的な表現と少年少女との心の交流がボクの心にジーンと響きました。

全体にギャリコの作風は、風景が美しいのです。
絵本も映画も手がけた事からもわかるように目に浮かぶ世界が本当に美しい。
映画的な本なのです。

それでいて猫を大変かわいがったということからわかるように、動物の描写に愛を感じます。
ジェニィと雪のひとひらも読んでみたくなった、読書後の余韻に浸れる美しい物語でした。

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PS,ラヤダーの気持ちもわかりますねぇ。
自分の居場所がない疎外感から、ついに自分がみんなの役に立つ日が来たという心躍る使命感。
厄介者が自分にしかできない天命を得た時、愛する人がいても自分は抑える事ができなくなっていく。

常識的に考えれば戦争で自分ひとりが行ったところで何か変わる訳じゃない。
でも、行って弱いものを助けるんだ!

フリスの気持ちを思うと泣けてきてしまいます。
乙一が好きなのでこういう切ない系の話にも耐性はあるのですが……。

ラストシーンがあまりに美しく、その絵が頭の中から離れないでちょっと困っちゃいました。

秋はアンニュイな季節なのですよ(T_T)
23:54 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(0) |

『“文学少女”と死にたがりの道化』 そんな説得されてみたい

“文学少女”と死にたがりの道化
“文学少女”と死にたがりの道化

『わたしは、物語や文学を食べちゃうくらい深く激しく愛している、ただの文学少女です。』


白い指でおもむろに本のページを破くと、遠藤先輩はそれをぱくりと口にくわえ、ヤギのようにむしゃむしゃ食べはじめた。

(略)

「やっぱりギャリコは美味しい〜〜〜〜!あのね、ギャリコはね、ニューヨークの作家で(略)わたし的に彼のベスト1は、『スノーグース』なの!
沼地の近くの灯台に住む孤独な画家ラヤダーと、傷ついた白雁を抱いて現われた少女フリスの静かで切ない魂のふれあい! (略)
ラストシーンは何度読み返しても号泣だわ。ギャリコの物語は、火照った心をさまし、癒してくれる最上級のソルベの味よ。喉にするりと滑り込んでゆく食感がたまらないわ。(略)
訳は断然矢川澄子さん推奨よ!」


スノーグース
スノーグース
ポール ギャリコ, Paul Gallico, 矢川 澄子

この小説は読んでいて凄いと思いました。
まだまだ知らない小説がいっぱいあるし、小説入門としての意味合いもあると思います。
遠子先輩はわがままだけどほっとけないし、かわいらしいです。

話は太宰治の人間失格の引用から始まり、大きく物語を左右します。
一応作品内でも触れられていますが、気になる方は一度読んでみてからこの作品を読むとさらに楽しむ事が出来ると思います。

さて、心葉は昔少女の名前で落書きのようなものを賞に出したら見事に受賞!いつばれるかとうなされながら、わずか1作で消えた幻の天才少女作家の傷から立ち直ろうとしています。
その秘密を誰にもいう事がなく、高校で文芸部に入部。
そこで、本物の!文学少女に出会うわけです。

比喩じゃなく、物語を食べる妖怪!?遠子先輩に食べてもらう為に短いお話を書く毎日。
そんな中、ある少女がもたらしたラブレターの代筆がこの物語のメインです。

最後の遠子先輩の説得シーンは物凄いです。
こんな説得シーンが通常ならありえないのですが、本が好きな人が聞いたらぐっと来ることは確実です。
そして、シリーズとして続くという事で、物凄く期待しています。

次は誰がメインで出てくるのでしょうか?
鷗外?漱石?
クリスティーとかでもいいですね。

非常に楽しみなシリーズです。
本が好きな皆様、是非ご一読を!
オススメです。

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PS,登場した作品を探して読んでみようと思います。
すごく気になるじゃないですか!
だって、遠子先輩のオススメですよ?

あと、道化=ピエロと読んでいますが気がついた人もいると思いますが……。

偶然……なわけないでしょうね(^_^;)

ボクも読みましたし、その感想もここで書きましたが、この類似点をどう受け取るか?
いろんな人が書いてると思うのでボクはノータッチという事で。

あと途中あるキャラにかなり怒りを覚えましたが、これも読んでのお楽しみという事で。
21:53 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(0) |

GOSICKs2 感想 瑠璃姉さんは反則です!

GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車―
GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車―
桜庭 一樹

桜庭作品で、気持ちよく読めるシリーズといえば……。

GOSICKシリーズの短編集第二段!

古い陶製の小さなお人形の美しい容姿に、しわがれた老婆の声。
『知識の泉』を持つ少女、ヴィクトリカ。
謎を常に欲し、甘いお菓子が大好物!

そして、ソヴェールの聖マルグリット学園に留学してきた東洋の軍人の三男坊の苦労人、久城一弥。

いつもの二人が織り成す物語は、夏休みに学園に二人っきりになった頃のお話がメイン。

でも、過去にいくつかあった複線がここで種明かしされています。
短編でも十分楽しめますし、本編を読んでいた人にはなお楽しめますよ?

ボクの感想は……。
瑠璃姉さん、反則ですヽ(^o^)丿

……と、その一言で終わらせても大問題?なので、他のことも書きましょう!

普段は塔の最上階にずっといるヴィクトリカですが、夏休みなので庭の芝生で日向ぼっこをしているのが印象的。
OOOの話やグレヴィールの話もよかったです!

でも、瑠璃姉さんはどう考えても反則です(>_<)
やばい、かなり好きになったかも(#^.^#)

全体の印象派短編なので謎重視ではないですが、ストーリーのかわいらしさにほっとするのは何故でしょうか?
たぶん、前回のあの緊張感のせいだと思うのです。

その次の話は今年の後半ぐらいに出るらしいので、楽しみにしたいと思います。

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この記事は『のべるぶろぐ』さんの『GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車―』にTBさせていただきました。
ゐんど さん、いつもお世話になっています。
ありがとうございますm(__)m

PS,メモ、6月、セカイのスキマ(田代裕彦)、さよなら、いもうと。(新井輝)

“文学少女”と死にたがりの道化 &人間失格
ぼくのご主人様!?2

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