ぷれヴぃじおーね

読んだ本の感想や、作ったお料理、スイーツの紹介など、
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『図書館革命』 感想 最後まで本当にありがとう!

評価:
有川 浩
メディアワークス
¥ 1,680
(2007-11-07)
Amazonランキング: 20位
Amazonおすすめ度:
砂糖吐けそう…(笑)
走りっぱなしな奴ら


「ケーキ食べないんですか」
厭味返しでからかうように訊いたが、堂上は乗ってこなかった。
「せっかく連れてきてもらったからな。最初の一杯は違う味を入れずに飲むとしたもんだろう」
「別に……いつでも来たらいいじゃないですか、お店覚えたでしょ。あたしだっていつでも」
 いつでも付き合うし。とは結局言えなかった。
「お前に案内してもらったのはこれが最初だ」

    ―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――

「自分がいつ押しつける側に回るか分からないから怖いんですね、こういうの。あたし思い込み激しいから、いつ自分が押しつける側に回るか分からないので怖いです」
「間違えたってかまうか。間違わない人間なんかいない」
 そう口を挟んだのは堂上だった。
「間違ったら『次から気をつけます』でいいんだ。何度でも次から気をつけたらいいんだ」

    ―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――

「悪意じゃなくて、そいつらの正義に辟易してるのよ」


図書館戦争シリーズ最終作。
有川浩の初のシリーズ作であり、そして、題材もすばらしかった。
図書館が自由を守るために戦う。
本当にある図書館の自由に関する宣言をうまく使った世界観。

そして、シリーズ半ばでは表現の自由、メディア論、差別。
それでいて、熱く、甘いのである。
すばらしいバランス感覚で、本当に何度も泣いたし、胸もどきどき!
郁と堂上とのはらはらドキドキな関係。

……これでもう読めないと思うとかなり寂しい。
でも、なんと、来年アニメ化になるんですよね!!
まさに、このまま月九になる日も本当に近いと思う。

上のセリフは、心を動かされたセリフのごく一部。
本当にこのシリーズは名言が多い。
でも、一番のセリフは書いてないアレだと思う。
それは、皆さんが是非読んでどう思うか体験してほしい。

無論、我慢できないので下で反転して、ネタバレで感想を書きたいともいます。
とにかく、作者もイラストレイターも本当に素敵な時間をありがとう。
心が温かく、熱く、そして、素敵な気持ちになれました。
また来年、マンガとアニメで彼ら彼女らに会いたいと思います。

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ここからはネタバレ。反転してあります。

元気にならなかったら許さない。
このセリフや、『やばい、女の子モード入った』って感じとか。
郁は普段言いたい事が言えないのに追い詰められると素直に出てくるのが好き。
この4巻ではかなり2人の距離が急速に縮まっていくわけですが、自分が恋愛しているような気持ちになります。
好きなのについ?殴っちゃったりするようなへぼをしたりする郁がかわいかったです。
スイーツを小さくきってももう遅いんじゃないのかって!!

でも、話はシリアスで、急転直下。
ついに作家にまで弾圧の手が加わりそうになったり、
テレビのパス報道とか(画期的でした)、
民主主義から民主主義への亡命に、差別用語と
何でもかんでも意味も文脈も考えずに狭めて言ったマスコミなどなど。

レインスリーの国でも思いましたが、すごくデリケートな問題を
軍隊物が強い有川さんだからこそ女性らしい繊細と迫力の戦闘の描写を
丁寧にきちんと書けると思うのです。

そして、堂上が撃たれた時!
やっぱり、ボクが最愛の人が打たれたらパニクルと思う。
それを自分の使命も彼から信頼されているからこそ投げ出さず、
それでいて最後まであきらめない郁に心打たれました。

最後なかなか会いにいけない気持ちも痛いほど分かったし、すごく好きだからこそ怖かったんだなぁというのも分かります。
まあ、笑いの部分もいっぱいあって、それ以上にスリリングなシーンに迫力のバトル。

個人的には手塚兄の動向が気になりましたね。
あの兄弟の和解は、郁親子の和解以上に重たいテーマですが、TVで襲われた時の手塚や、その後の電話のやり取りとかを聞いても、すごく複雑で郁が自分のことじゃないのに泣いたシーンもすごく心が熱くなりました。
(その時の堂上の優しさもいいなぁって思ったし)

また顧問になった稲嶺の「ここは日野だ」というセリフ。
重く、切なく、怒りをこらえて、どんな思いであそこで暮らしてきたのか。
奥様と暮らしたあのうちを足がなくなってバリアフリーにリフォームするよう薦められても、しばらくの間不自由でもあのままでいた稲嶺の気持ち。
その前の郁が掃除したりするシーンで、こんな時くらい指令でいいんじゃないかという堂上の言葉も聴いているだけに、いろいろ心が揺り動かされました。

現実の日本でここまでの言葉狩りが怒る事があるのか?
そう疑問に思う人もいるかも知れません。
しかし、第二次世界大戦中などでは外来語や自由な思想は禁じられました。
一旦奪われれば、どこかの軍事政府のように報道の自由は一瞬で奪われます。
表現も奪われれば取り返すのがどれほど難しい事か!


このシリーズを読んで、本当に自由に本を買って、好きな本を読んで、悪書と呼ばれるものも国民の目で読んで搾取できるこの時代に生まれた事を本当に心かからうれしく思うリオンなのでした。

最後のシーンで、銃が撃ちたかったと言う新人のセリフはある種、不謹慎ですが、
もう撃つ必要のない世界への第一歩として、郁からすれば最高の言葉なんじゃないでしょうか?
そういう平和への第一歩を夫婦で幸せに暮らしている堂上夫妻の姿を想像し、
すごく幸せな気持ちになったのはボクだけではないはずです。

来年、今度はアニメで会える日を心より楽しみにしています。
23:59 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(1) |

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イラストは徒花スクモ。書き下ろし。『図書館戦争』シリーズ第4弾完結巻。原発襲撃テロから作家を狙うメディア良化委員会。司法対決も描きながら今回の任務は要人警護。過去の事件の後日談もさりげなく織り込まれ、「無関心」 「善意の
図書館革命 有川浩 | 粋な提案 | 2007/12/03 5:34 PM
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