ぷれヴぃじおーね

読んだ本の感想や、作ったお料理、スイーツの紹介など、
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『遠まわりする雛』 古典部シリーズ最新作!目からうろこに切なくドキドキ?

評価:
米澤 穂信
角川書店
¥ 1,470
(2007-10)
Amazonランキング: 1429位
Amazonおすすめ度:
古典部・1年目の活動記録
シリーズ最高傑作!
最後に…


まずはこの本の作者、米澤穂信氏。
そして、書泉ブックタワーさん。
優しく教えてくださった有隣堂のお姉さん。
本当にありがとう。

さて、この本を手に入れるまでの物語は別記するとして。(-_-メ)

1000難あって、1001難。
無事に発売日に買う事が出来ましたよ。

ええ、僕はタイムリーパーでも、ラベンダーの香りをかいだ訳でもなく、予知夢を見た訳でもなく、本を買う事が出来たのです。

さて、UFOより幽霊より、妖怪より信じていなかったどこぞのもぐり物売りは置いておき……。

本読みにとっては本当に待望の一冊であり、ボクも「心当たりのあるものは」を読めなかったので、ずっとずっと待っていたんです。
今年は桜庭さんの受賞でうれしかったのですが、それ以上に米澤さんのこの作品が結果的にもれてしまった事にすごくショックを受けていました。
該当作品無しなら、受賞させればいいのに。

ご本人はHPで、長編部門での受賞チャンスを作っていただいたと思ってがんばるとの趣旨を仰っていたように思いましたが、僕はどうも納得できませんでした。
既存のミステリーの概念を超えている作品にはどうも厳しいように思えてならなかったのです。

この作品は、日常に潜むミステリー。
たとえば校内放送を聴いて、どういう趣旨で今の放送はされたのかを考える。
そんな話なのです。

しかし、それを思いつくに当たっては、まさにコロンブスの卵。
底を潰せばボクだって立てられる。
そういう人ほど、こういうすばらしい作品を感動できないのではないでしょうか?

さて、ようやく本の感想に行きたいと思います。
僕はシリーズを全部読んでいますが、短編集なのでこの本から読んでも本編のネタバレは無いです。
でも、出来れば氷菓から読んでほしいなぁとは思いますが。
……だって、この作品ではちょっとだけ、大きな展開があるのですから!

『やるべきことなら手短に』
入学直後のお話。
氷菓事件の以来の前の話。
ちょっとした七不思議はどんな学校にもあるでしょう。
しかしながら、折木奉太郎は、
やらなくてもいいことなら、やらない。
やらなければいけないことなら、手短に。

がモットーなわけで。

トリック自体はわかりやすいですが、それ以上の最後のアレにさすがと思わずにはいられない作品。
これで、このシリーズ初見の人でもキャラクターがわかりやすくなっていると思いますし、今後の作品の伏線にもなっています。
手作りチョコレート事件の後に執筆されています。

『大罪を犯す』
授業中に温厚な千反田えるが怒った!?
その理由を思い出させてほしい?
その大元の原因の推察まで話が及び、なあるほどと思うと同時に彼女の知らない一面も垣間見えるお話。
キリスト教の7つの大罪になぞられ、名前のOOっぽいって話が大爆笑。
サキエル、ラミエル、OOOOOO(#^.^#)ノ

『正体見たり』
温泉合宿!
この響きだけでなんともいえない感じがしますが。
夏と言えば、合宿、お祭り、そして肝試しなのですよ!
まあ、そんな王道でありつつも、身近なミステリーに仕上がっているこのお話。
当初の雑誌掲載時のタイトルは「影法師は独白する」
こっちのタイトルも好きなんですけどね。

『心当たりのあるものは』
秀逸。
どこか小市民シリーズも連想させるこのお話。
僕はすごく好きでした。
本来はこの本のタイトルにもなるはずだった作品で、
たった1つの校内放送から、とんでも無い展開になって行くのが好きです。
しかも、話の最初と最後のがすり替わっていく?
小鳩君がいたとするならば、いったいどんな展開になっていたのか?

……でも、結果的にはいっしょなんでは?(^_^;)
第60回日本推理作家協会賞短編部門ノミネート作品。

『あきましておめでとう』
ネーミングセンス大好き!
そしてこういう話も大好きですよ!
着物に元旦。
なのに、この緊迫感!
この当たりから、ほんの少しずつではありますが、終盤に向けての伏線が加速していきます。
こんな状況であなたならどうする?

『手作りチョコレート事件』
一回目は雑誌で読んだんですが、その時と今とでは感想に違いが出たのが驚きました。
そして、真剣に思うがゆえに、ああも悩むのでしょう。
それが青春なのですよ。
2回目の方が好きになりました。
その読書感は、まさに甘く切なくほろ苦い外国のチョコレートのようでした。

『遠まわりする雛』
ついにきましたしんがり。
書き下ろしですが、手作りチョコレート事件の後に読むとなるほどと思ってしまいます。
しかも、雛=ひよこさんかと思いきや……。

目に浮かぶ情景。
その姿をボクも彼同様見てみたい。
言葉が出てこない。
この古典部シリーズが大きく動き出したお話になりました。
大昔にボクもそんな気持ちになった事を今更のように思い出し、
その時の1分1秒がやたら長く鮮やかに感じられ、息が止まったのを覚えています。
ミステリー自体より、その風景やバックグランドが秀逸だと思いました。
いつもこんな気持ちだったのか。

それだけに、今後が
「私、気になります!」

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PS,あとでさらに詳しく書き直すと思います。
時間が無さすぎでスイマセン。
23:59 | 本の感想 | comments(0) | trackbacks(1) |

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遠まわりする雛 米澤穂信 | 粋な提案 | 2007/10/29 1:50 AM
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