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『殺人ピエロの孤島同窓会』 大人が12歳を何故守れなかったのか?

殺人ピエロの孤島同窓会
殺人ピエロの孤島同窓会
水田 美意子

人から借りて読みました。
第4回このミステリーがすごい!大賞、特別奨励賞受賞作。
作者は12歳の女の子です。
当然デビュー作。

ちなみに内容は……。
本土から離れたかつて皆が学校に通った無人の孤島に同窓会で訪れた時、ピエロに仮装した人物が次々に殺していくという話。
1兆円の財宝や、政治や財閥を巻き込んだ陰謀など、見え隠れする事件。
ネットに放送され、掛け金をかけられたとも知らない彼らは、台風が過ぎ去るまでの間、逃げ切る事ができるのか?
果たして、ピエロの正体はいかに?


で、読み終えて感じたのは、作者が物凄いかわいそうと言う事。

「宝島社はこういう事をするんだ。」

まず、この第4回は「チーム・バチスタの栄光」が大賞を獲り、優秀賞を受賞する作品がゼロという状態。
そして、この作品も最終選考に残ったものの、通常の賞を受賞するに当たらないという判断。

なのに、編集サイドは、賞を受賞しようがしまいが、話題性を取って出版したいという態度だったという。
(解説より)

当然、審査員には、猛烈な反対意見も多々あったが、最終的には責任を取って特別賞というも作ってしまった。
(賞を出さないものが出版されるのは……という事だろう)

審査員の方は、相当困ったと思うし、何より作者の未来を考えると絶対に出版はさせない方がいいと思う人もいたはずである。
それが親心なのだから。

それをいい大人が子供を食い物にしようとしているのだから、本当に始末に終えない。
彼女が大人になって、すばらしい作家になった時に、いったいこの作品をどう思うのだろうか?

ボクは、作品がつまらないとは言わない。
確かに12歳が書いたものでは驚異的である。
400ページの小説を書き上げたのだ。
現時点で彼女が出せるすべてを尽くした作品だろうと思う。

でも、物語としてギリギリの成立であり、ミステリーとしては成立しない。
幼さや人称や会話の読み取りにくさが、味とはいえかなりあるし、かなり無理な直しがあったような感じがあり、前後半のバランスが悪い。

これは、出版する側が、12歳という低年齢という事と、内容のギャップで売れればいいと、作家の未来を考えない無責任なあり方だと批難されても仕方が無い。

本当に作家の事を考えれば、今後はどこを気をつければいいかをアドバイスして、育てるという事が大切になると思う。

例に出すのが適切かはわからないが、西尾維新氏においては、メフィスト賞でデビューまで相当の紆余曲折があったと聞く。
編集長が見放したとも思えるような、駄目出しを何度もしながら、長い時間をかけて何度も書き直したものが『クビキリサイクル』だった。
そして、その後は皆さんも知るように飛ぶ鳥を落とす勢いである。

本を出してあげるのがやさしさではない。
凄い逸材なら、きちんと育てるのも出版社の役目ではないだろうか?

最後に『このミス』の現受賞者にも、今後の受賞者にも失礼である。
ミステリーと謳うのであれば、もう少し出版社サイドに責任があってもいいのではないだろうか?

1100円。
ボクなら買えません。
借りてなら読みますが……。

同年代の子が、同じ年の子がどこまで書けるのか?
それを確かめる為に買うのならばいいと思いました。

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PS,数年後の彼女の作品を楽しみに待ちたいと思います。
ミステリーで来るのか?
それとも、他のジャンルで来るのか?
400ページを完成させる根性を持っているので、きっとまたチャンスがあると思います。

この独特の感覚がいい方になっている事を期待したいと思います。
13:46 | 本の感想 | comments(2) | trackbacks(0) |

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この記事に対するコメント

私もそう思います。
私は同年代なのですが、なんだか、これでいいのかな、という気がしました。
少し子供らしさが残ってしまうような台詞や文、バランスの悪さが気になってしまいました。
あと、お話的にはリアル鬼ごっこに似ているような・・・と思いました。
連続殺人というところや、少しグロいところが似てると・・・
私は物語を書いているので(趣味として)もう少しここがこうならないかな・・・とか、ここの文、もう少しこういった文の直し方、書き方があるのではないかな、と思いました。
福山love | 2011/05/30 5:08 PM
賞取って、作品を出版して欲しくて、応募した人間の作品を授賞させて出版して、何が悪いんだよ!
事情通の良識人ぶって、実際はチャンスを掴んだ若い作家に嫉妬してるだけ。

作品が拙ければ、反省して成長の糧にするか、作家を断念するか。それだけ。
他人を中傷する前に、自分の醜さを恥じろよ。
不惑 | 2016/09/19 9:08 PM
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