ぷれヴぃじおーね

読んだ本の感想や、作ったお料理、スイーツの紹介など、
趣味と日記とちょっと思った事を綴るBlogです


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ドレミファソラシド小学校、おんぷ君のにゅうがくしき!

ここはおとのしょうがっこう!
みんなげんきにドレミファソラシドくんたちがなかよくあそんでいます。

きょうはそのしょうがっこうのにゅうがくしき!
あたらしいおともだちがあたらしくこのしょうがっこうのなかまになるひです。

オルガンせんせいが、しんにゅうせいのおんぷたちをよびました。

「おーい、ドのおんぷくんはこっちだよー」

ところが、どうしたことでしょう?
みんながみんな、ドのところにあるまってしまってさあ、たいへん。

「ぼくがドだい!」
「わたしが、ドよ!!」
「いやいや、ぼくもドですから」
「なまいきいうな。ぼくがずっとドだったんだよ」

そんなみんなに、せんせいはこうはなしかけました。

「そう、みんなドだったのね。でも、せかいには、すべてのおとがドになるるーるがあるのよ」

「えーーーー???」

これには、みんながびっくり!
だって、じぶんがドだとおもっていたのに、じぶんいがいにもドくんがいるというのです。

「せんせい、どういうこと」
「わたしたちにもわかるようにせつめいしてください」
「ぼくにもぼくにも!」
「なんでなんで?」

せんせいは、ふしぎそうにりゆうをしりたがるみんなをいったんしずかにさせると、こうせつめいしてくれました。

「このなかにピアノようちえんのおんぷくんはいるかな?」
「はい!」
げんきよくおとこのことおんなのこがてをあげました。

「それじゃあ、このなかにトランペットようちえんのおんふくんは?

……はいといまにもきえそうなちいさなこえで、ひとりのおんぷくんがてをあげました。

「それじゃ、3にんでじぶんのおとをだしてみよう」

せんせいにいわれて、どうせおなじおとになるとおもった3にんは、いっせいにおとをだしてびっくり!

なんと、ひとりだけおとがちがうじゃないですか!

「なんだ、おまえがにせものか!」

せんせいは、そういうおんぷくんをしかりました。

「いいえ、みんなドのおんぷなのよ。でも、るーるがちがうとちがうおとになるのよ」

せんせいのはなしはおどろくものばかり。

C(つぇー)とよばれるおとがドのピアノようちえんのドは、
なんとB(ベー)とよばれるトランペットようちえんのレになってしまったのです。

おなじおとでも、かよっていたようちえんによって、どれみふぁそらしどがちがうからこんなことがおきてしまったんですね。

「せんせい、どうしよう。僕のなまえがわからなくなっちゃったよ」
「せんせい、わたしのほんとうのなまえはなに?」

これではにゅうがくしきにじゅんばんにならべません。
ぼくたちはおんぷのしょうがっこうににゅうがくできないのかな?
おんぷの1ねんせいは不安になってさびしい気持ちとかなしいきもちでむねがいっぱいになって、いまにもないてしまいそうです。

「みなさん、だいじょうぶですよ。ここでは、せかいきょうつうのドイツおんかいでよびましょう!」

せんせいがおとをならしてそのおととおなじおんぷくんがうしろにならびます。

するとどうでしょう?
あれほどばらばらだったみんながきれいないちれつになりました。
「きょうからみんなは、CDEFGHABC(ツェーデーエーエフゲーアーハーベーツェー)でならびましょうね。

せかいにじぶんだけがドだとおもっていたいちねんせい。
でも、げんきににゅうがくしきをこうしんできて、すこしだけおとなになったみたい。
じぶんがぜったいにただしいドのとだとおもっても、ちょっとしたルールでいくらでもいろんなおとにかわってしまうことをおぼえて、みんなあっというまになかよしこよし。

次回、音のずれた絶対和音と美しい不協和音
……に続けられるかは、皆さんの反応しだい(^_^;)

PS,補足
実際には、たとえばトランペットならB音階で
BCDEsFGAB(ベーツェーデーエスゲーアーベー)になり、
ピアノは、
CDEFGAHC(ツェーデーエーエフゲーアーハーツェー)
ホルンなどFがドになる楽器や、
普通はCが基準のクラリネットもEsがドの楽器もあり、
世界にはさまざまなドレミファソラシドがあるんです。

詳しくは、こちらのサイトさんがわかりやすく書かれています。

ここでは、小さい子供にもわかるように直感的にすべての音がドから始まる音になれる。
世界が変われば自分の基準が簡単に変わってしまうから、争いごとをする時には、自分がその世界にあっているか確認しないといけないよ?という事を考えてもらいたくて、単純化しています。

次回はみんなが重なる時、正しいとずれてしまい、あっていない仲間はずれも、少し周りが協力すると不思議な魅力が生まれるというお話。

         
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00:44 | 自作短編 | comments(0) | trackbacks(0) |

懺悔(ざんげ)

懺悔

放課後の教会は、静寂に包まれていた。
冬の夕日は、シンメトリックなステンドグラスを通し、
薄暗い空間に力なく崩れた十字を描いている。

幼馴染のマナに久し振りに呼び出された場所は、
彼女の通うカトリック系の女子校だった。
六年ぶりに呼び出しておいて、
「用事が急に入っちゃったから、少しの間、教会で待ってて」のメールは、
昔の我儘(わがまま)マナのままだ。

でも、修道女姿のマナは、僕の知っているマナではない。
正確にいうなら、マナが小六以来、高三まで一度も会ってなかったし、
女の子が女性になれば、がらりと変わるのも理解出来る。
でも、僕には写メに写っている色の白い綺麗な女性がマナとはどうしても認識出来なかった。




男のような色黒の我儘女。それが、僕の知ってるマナだ。
僕の二つ下の良き子分であり、小さい時は近所の公園に木登りしたり、
虫取りをして、いつも一緒に遊んでいた。
一人っ子同士だったけど、真っ黒に日に焼けて短い髪だったマナは、
よく周りの人に、仲のいい兄弟ね、とか、あまり似ていない弟さんね等と言われたものだ。
本人は別にどうって事無いない感じで、女の子と言われるより僕の子分である事を楽しんでいる節があった。

でも、彼女の両親が飛行機事故で亡くしたあの時、僕とマナは会う事が無くなってしまった。
あれからもう六年だ。
わかる方がどうかしている。

全寮制の厳粛なカトリック系の女子校に学費免除の推薦で受かって以来、
僕も大学受験が終わるまでは忙しかったし、たまに便りが来るくらいで丁度よかった。
お互いに顔を見たら、きっと思い出してしまうから。

マナが引越した時、正直、寂しさよりもどんな顔をして会えばいいのか、何を話せばいいのか、もう悩まなくて済むという安堵感の方が強かったのだ。
葬式でも泣かなかったマナの、初めて見た涙は、もう二度と御免だ。
思い出したくもない。
透き通った硝子の塊のように綺麗な涙が美しい大きな瞳から、
何度も何度も溢れ出している姿を。
それを見た僕も一緒になって泣き明かした、あの何もしてやれなかった雪の降る静かな夜を……。 

マナならもっと優秀な学校に行けたと思うが、厳格なカトリック系の学校に入学したのを聞いて、僕は確信した。
両親の事を祈っているのだと。




「歴史のあるこの学校は、ステンドグラスが有名なの」
そんなメールを思い出して、校内の教会で僕はまだ見ぬマナに何を話そうか考えていた。
写メでは、修道服姿の頭を覆う影で表情が見えないように、
彼女が何故、今頃僕を呼び出したのか、その気持ちがわからない。

もうすぐクリスマスであり、彼女の両親の命日でもある。その話だろうか?
僕は、生憎神は信じない。何故ならもっとも大切な子分を泣かせたからだ。本当に神がいるというなら、あまりにその試練は残酷だ。
パイロット姿がかっこよかったマナの父にあこがれた僕と、
いつも優しい笑顔のフライトアテンダントの母が大好きだったマナの二人の夢を同時に引き裂いたのだから……。

マナはきっと母と同じ道に進みたかったに違いない。
それを、最悪の結果で裏切った神の生誕を祝福するクリスマスに、よりによってそんな事故が起きたなんて、あまりに残酷すぎやしないか?
今でも毎日祈りを捧げるであろうマナを想像するだけで僕は……。




急に頬に熱い物が伝った。
冷えた空気に包まれた教会の奥で、小さい部屋を見つけ、そっと音を立てないようにドアを開けた。
そこは、昔映画で見た懺悔室だった。
小さい密室に身を隠すと僕は今まで隠していた気持ちを一気に開放した。
折角久々に会おうって日に、マナの前で泣いてどうする!
泣きたいのはきっとマナなんだ。僕は、昔のように威張って、そんな事でどうする!お父さんお母さんが天国で心配してるぞ!親不孝物め!
そう勇気付けるのが僕の役割じゃなかったのか?
薄暗い小さな部屋で早いところ泣き止まないとそろそろまずい。
そう思った時、不意に人の気配がした。

「神は全てをご覧になっています。全て許されます。懺悔なさい」

落ち着いた柔らかい、どこか懐かしさすら感じる声に、驚いて顔を上げると、格子上になった壁の向こう側に、修道女姿の影が見えた。

その場に人がいた事にも驚いたが、神というより、その人に対して何か正直に話してしまう不思議な声をしていた。
密室空間の為か、声が残響して神秘的に心に響く。

「僕は、大切な人が傷付いている時に何も出来ませんでした。その人が僕を必要としている気持ちに気がついているのに、今まで側にいてあげられなかった。胸の奥底に閉じ込めて、今まで彼女に正直な気持ちを打ち明けるのが怖かったのです」
そこまで言うと、僕は大義名分の為にこう続けた。
「彼女が好きです。だから、神にお伺いします。クリスマスに、彼女と一緒に過ごせますか?」

少しの沈黙の後「YES」という懐かしい彼女の涙声を聞いた。

今度は、天使のような笑顔の涙。
こんな涙なら、もう一度見てもいい。
今日だけは神様を信じてみてもいいかもしれない。

(了)




PS,実は本人の意図しなかった事があった不思議な作品。
結果的には駄目だったけど、新しい発見もあった。
ただ、本人の意図した事が入りきらなかった点で、まだまだ勉強不足だと反省。
修正箇所は入りきらなかった最後の一行を追加した事。

何でもかまいません。
感想等ありましたら、お願いします。

11日追記
中盤のミスの修正をしました。
読みやすいように改行を入れました。



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12:19 | 自作短編 | comments(0) | trackbacks(0) |

自作短編小説『パーソナルリング』

以前書いた物を直した物です。
あまり更新できないので、下手ですが時間つぶしになれば幸いです。
原稿用紙6枚 短編

パーソナルリング

凶悪事件が増加の一途を辿る今日、国が打ち出した対策は、
国民番号をデジタルID端末に登録し、全国民に着装を義務づけるものだった。
外国人犯罪者が闇ルートで入国し、身代金やテロを目的とした誘拐が急増。
そこで政府は全ての国民に番号をつけて巨大なネットワークで一元管理。非接触型のICチップを埋め込んだアクセサリーに、個人を特定する氏名、年齢、性別、生年月日などの情報と巨大データベースへの鍵、国民番号を記憶させ、常に身に着ける事を法律で義務付けたのである。

無論、悪用出来ないようパスワードが設定でき、本人の声紋データを登録する事で、パスワードの音声入力と声紋で二重のチェックをしている。また互いのICを接触させる事で、先の基本情報に加え、電話番号やメルアド等も簡単に情報交換ができ、読み取った情報は、別のPDAや携帯等に接触させれば簡単に見る事が出来る。
ただ鍵のようなもので、液晶画面もキーボードもない。単体では記憶した情報は読み取れないので、盗難にあってもデータが盗み出される心配は無い。
これにより凶悪事件の抑止はもちろん、電車の座席やレストランの予約、レンタルDVDの会員証等、様々なサービスに利用されている。
国が特に奨励したのは、指輪型の端末でパーソナルリング、通称PRと呼ばれた。いつでも身に付けているし、簡単にはずす事もない為だ。



パーソナルリングを見たいと店員に告げると、
「誠さーん、PRのお客様よ?」
と、あの子を呼びに店の奥へ消えた。
良かった。彼女がいなかったらどうしようかと心配したよ。
僕は中高一貫の男子校を卒業したのをきっかけに、通学路沿いのこの貴金属店でPRを買う事にした。
しかし、それは僕のPRではなく……。


「すいません、お待たせしました」
柔らかいアルトの声が、店の奥から新緑の風のようにゆっくりとやってきた。
清楚な顔立ち、眩しい笑顔、大きな美しい瞳、ブラウンの柔らかなセミショート。黒と白の制服から主張する美しい胸元には『あゆかわ』のネームプレートが揺れている。

「今日はどのような物をお探しですか?」
と男物のPRを用意しようとした彼女に気がついて、慌てて視線を上げる。

「いや、今日は僕のじゃなくて、その……プレゼントしたいんです、大切な人に」
緊張で震えそうになる唇に、少し語尾が消えそうなったけど、何とか言葉にする事が出来た。
そのニュアンスが伝わったのだろう。微笑しながら彼女は女物のケースから指輪を見せてくれた。

バイトで買える位の安い指輪。でも、僕にとっては初めてのプレゼント。そして、あげたいと思う人が現れたのも生まれて初めてだ。
彼女に自分ならどれがほしいか? といくつか指輪を選んでもらい、指にはめて見せてもらう。
「私は、指が普通の人より太いのであまり参考にならないかもしれませんが……」
少し照れながら言った彼女の白い指先に、シンプルな銀の光はとても綺麗に見えた。
「いえ、僕のあげたい人もサイズが同じみたいですから。」
言われてみれば確かに彼女の指は普通の女性より少しだけ太いのかもしれない。きっとピアノかバレーボールでもしていたのだろう。
僕は彼女に一番にあったシンプルな銀のPRを選ぶと、彫るイニシャルを聞かれて、どきどきしながらM・Aと答えた。
一瞬、彼女の濃いブラウンの潤んだ瞳と視線があってしまい、慌てて指輪に視線を落とす。


「メッセージはいかがなさいますか?」
一瞬、二人の間に流れた沈黙を破って、静かに彼女が僕に聞いた。

プレゼント用のPRには、最初は個人情報は入っていない。受け取った人が情報を後から書き込むのだ。しかし、プレゼントを贈るがメッセージを記録して渡す事もできる。

僕は心臓がバクバクして、喉もカラカラ、今にも死にそうだ。今すぐここから逃げ出したいくらいだ。でも、今日から僕は新しく生まれ変わるんだ。そう決めたんだ! 意気地なしの自分から新しい自分に生まれ変わって、今の気持ちに正直になろう。覚悟を決めてゆっくり顔を上げると、彼女の瞳を見つめて落ち着いて言った。

「窓の外から見えるあなたは、元気で明るく、笑顔が素敵な人だといつも思っていました。今まで僕は人を好きになった事がなかった。女の子に付き合ってって言われてもどうしても興味を持てなかった。でも卒業してここを通らなくなった時、初めてあなたが特別だと気がつきました」

僕は指輪をはめた彼女の手をそっと、握りしめた。一瞬、驚いた顔になったが彼女は拒まなかった。

「こんなに胸が苦しいのは初めてです。今は学生でまだ働けないし、人間的にもあなたよりまだ子供かも知れない。でも、あなたを思う気持ちは誰にも負けません」
と言うと、ゆっくり手を放す。

彼女はあたりを気にしながら小さな声で、
「それがメッセージ?」
と顔を少し赤らめて僕の耳元で囁いた。

僕は軽く首を振り、
「好きです。僕と付き合ってください。……今のがメッセージです、指輪を受け取ってくれますか?」

彼女は少しの時間、手を少し小さな胸に当てて目を閉じた。
そして、僕の華奢な手を取って、自分のPRを僕のPRにそっと近づけ、データを送信した。

「今度、新しく出来た水族館に行った事がまだないの。もし、興味があったら一緒に行って見ませんか?」
と笑顔で銀のリングを受け取った。

彼は知らない。うれしさでその場を思わず飛び跳ねたその時、自分のPRに鮎川誠、性別『男』と記憶された事を。そう知らずに彼は世界一幸せな気分で、素敵な笑顔でカレの返事にうなずいた。


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PS,一応無断転載禁止で。
あと、感想お待ちしてます。
読んだ!の一言でもかまいませんので!
よろしくお願いします。

07:04 | 自作短編 | comments(0) | trackbacks(0) |
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